昨日の予告通り、3日間の東京出張について何回かに分けて日記を書く恒例のシリーズをお届けします。
その2「兄弟愛」(←何だそりゃ)
今回の出張には同行者がいた。(正確には、その人に自分が付いて行った。)
K先生という方で「大学教授」「画家」「デザイナー」といった肩書きを持つ人である。
自分で勝手に思っているだけなのだが、K先生は
僕のことを少し評価してくれていて、今回の出張に片腕として同行するように指示を受けた。
確か出張の数日前だったか、K先生から一言、
「兄貴が東京にいるから一緒に飲もうよ。」
もちろんお断りする必要もない。ただ、話を聞くと・・・、
・強面
・会社経営者
・K先生と、10歳以上年齢が離れている(60代後半)
・競艇好き
ちょっと怖い気もしてきた。。。
だいいち、せっかくの兄弟久しぶりの席に、
自分がお邪魔してもよいものだろうか。
頃合いを見て、早めに失礼しようかな。話は合うかな?
色々と考えながらも、いざお会いすると、素晴らしい方であった!
K先生もそうだが、雰囲気があり、発するオーラで人生を語っているタイプ。
Kご兄弟が山口県宇部市出身ということもあり、(
僕の妻
CHIKOの実家が山口)、また、行ったお店の女将さんが津和野(島根県だが山口との県境)出身であったため、「SL話」「長門の話」「宇部での昔話」など、とても盛り上がった。
普段とは違うK先生の表情もまた、印象的であった。
■10歳以上、年齢の離れた兄を慕う気持ち
■10歳以上、年齢の離れた弟を優しく見守る気持ち
とても楽しかったのだが、そろそろ兄弟水入らずにしてあげねば。
「申し訳ありませんが、私はこの辺で失礼します。」
と同時に時計を見ると23時を回っていた。確か23時30分頃が最終電車だ。
Kご兄弟に見送られながら、駅に急ぐ。
ちょうど3駅隣の駅近くに住む、5歳年下の弟にメールをしてみた。
「新しく買った自転車に乗って、駅まで来てよ。」
「了解!」との返信。
ごく最近、自転車を買ったらしく、「兄貴に見せたい」と言っていたので見せてもらうことにしたのだ。
駅に着き、弟を発見。
なかなかカッコいいロードレーサータイプの自転車だった。
「じゃあ、またね!」
数分後、まさしく終電に飛び乗った。
無事に、杉並に住む祖母宅に着くことができた。
「兄弟」について、少し意識させられた一日であった。