・人間に生まれた以上、出来る限り脳を使って生きていきたい。
・何かを行動に移す前、いったん冷静になってみてから効率の良い方法を探る。
・極力、無駄を省いて最短ルートを目指す。
僕は10代の終わりの頃から「考える」ことが好きだった。
考えずに適当に物事をこなすと、うまくいかなくなったときに反省することすらできない。
熟慮の上の行動は、先々の成功に結びつく。
それなりの作品を、どんなにショーアップしても、綺麗な額縁に飾られたとしても、それはその場でしか輝けない。
しっかりと練り上げられた作品こそが、永遠に輝くものだ。
世の中には、「頭であれこれ考える前に、まず行動」というタイプの人達がいる。
(しかも結構な割合で.)
僕は、そういったタイプの人達を、最近まで理解できずにいた。
幼稚園の年長から、高校1年の時に足の付け根に怪我(スポーツヘルニア)をするまで、僕はサッカーに打ち込んだ。しかし怪我をきっかけに、急激に音楽活動へシフトする。
そして、20代までの多くの時間を音楽に傾けた。
今、その時のことを振り返ってみると、スポーツに打ち込んでいた頃の
僕は「まず行動タイプ」だった。それでも既に何曲かの作品を作り、サッカーにおけるイマジネーションも、決して貧困ではなかった。
対して、以降の音楽に没頭していた時の自分。。。
常に頭痛がするくらい脳を使っていたが、果たしてそれは最善の道だったのだろうか。
30代になり、子どもを持つ親になり、再びスポーツに汗を流すようになり、音楽活動も続けながら。。。
(理由が無くとも、しなければならないことが世の中には存在することにも気付き始めた.)
そして、ここ数年。 なんとなく調子が良い。
簡単なことに気付かずにいた。
「せっかく人間に生まれたのだから脳みそをつかってナンボ。肉体的な活動なんて、動物でも出来る」と考えていた、以前の自分。
いや、違うぞ。
脳を使うことも大事。体を動かすことも大事。
心技体。メンタル、フィジカルの両立。
そうだ、
脳も肉体の一部だった。
肉体的な活動とは、脳を含めた活動なんだ。
色々と思いをめぐらせてみたが、やはり
僕は「考える」ことが好きなようだ・・・。